かのう歯科・小児歯科クリニック

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クリニック通信

コラム
2022.12.05

ここ数年の当院の勉強について

数日前に加納の講習会出席について、お話ししました。
この機会にここ数年の履歴について、思い返してみました。

    

これは日本歯科医師会から送られてきた修了証です。
システムに詳しいわけではないのですが、生涯研修事業というのがあり、講習会に出席すると単位がもらえて、一定数に達すると修了証が授与されます。
修了証は、結構な回数に出席しないと授与されなかったような気が。
ただ、この生涯研修事業以外にも多くの講習会が開かれており、修了証の有無では「どのくらい参加しているのか」は判断できないと思います。
コロナ前までの数年ほど、道内・外問わず、多くの講習会に出席していました。
休診にしたり診療時間を短縮したりと、講習会、グループ学習を優先していました。
講習会以外にも様々な会合にも参加しておりました。
その結果、コロナ直前の2019年には、平日の3~4日は、診療終了後も会議や勉強会がある状態となり、毎週土曜日にも何かの講演会、懇親会に出席する状況となっておりました。

ここからは自分が感じたことですが、多くの講習会を雑多に受けると、一つ一つにじっくり取り組むことができず、やりきれなさが残るようになっておりまして。
「さわり」の部分だけ触れているかのような感覚になっておりました。
これは本当に勉強になっているのか。
「修了証」という、公式のような証明書があると「アイツは勉強している」と納得してもらいやすいのですが、本当に意味のあることなのか。
もちろん、数をこなして多くの知識を得る歯科医の方もおられます。そして臨床に生かしている。
人それぞれにスタイルがあると思いますが、自分は雑多にこなすことに疑問を感じるようになっておりました。

この時に思い出されたのが2017年ころのこと。
この時は、月に一度のペースで講習会に出席するために東京に出張に行っておりました。
せっかく東京まで行くのだから、と、その講習会のテーマについて事前に予習して臨むように努めました。この時は自分にとっても得るものが多くあり、これがきっかけとなって講習会への出席を増やしていました。
そして気が付くとお話ししたように、家庭の時間も少なくなり、週末も何かしら活動をするように。
この経験から、自分にとっての勉強の方針は、多くの講習会をこなすのではなく、テーマを絞って集中することにしました。
確かに講習会への出席は減りましたが、勉強をしていないわけではありません。昨日も出席しましたし。

また、数年前より医療機関のネットでの広告活動も厳しくなりました。その際も事前に弁護士の方をお招きした講習会に参加したのですが、「勉強会に出た」「これを勉強した」というのも、「グレーです」という見解だったので(人によって異なると思います)、ここではあまり書かないようにしていた次第です。

そのタイミングで、コロナの影響で数々の講習会が中止になるようになりました。この2年間では、実地に講習会に出席したのは一度だけですね。他はZOOMは、数えたら月に一度は参加していました。

以上が現段階での、加納の学習の状況です。家庭の時間を増やし、テーマを絞って勉強するようになりました。その結果、子どもが生まれた次第です(笑)